世界三大瀑布のひとつ、イグアスの滝を訪れて以来、一生に一度は行ってみましょう、と皆さんに薦めています。大自然の凄みを感じられます。
イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンの国境にまたがっています。
両国それぞれにある有料の公園に入って、滝を観ることになります。公園入口は両国の拠点となる街からバスで30~40分です。
☆ブラジル側からイグアスの滝を観る
ビジターセンターでチケットを買います。現地通貨でもUSドルでも払えます。2階建てのバスに乗って20分ほどで滝の近くに着きます。
歩き始めるとすぐに野生のハナグマが群がってきます。エサを求めてかなりアグレッシブに食いついてきます。
遊歩道を歩きながら迫力満点の滝を楽しめます。
動画もあります。
途中、滝の前まで張り出している橋があり、その先端では180度滝に囲まれ、すごい迫力です。
増水期には水しぶきを浴びますので防水着を着用しましょう。
公園内の売店で防水着も販売されていますが、自分の体格に合うものを持って行ったほうがきっちり防水できます。
目の前で滝が流れ落ちるところもあります。
公園内には、メニュー豊富ながら高額なビュッフェレストランと、安価な軽食喫茶があります。
☆ボートに乗ってイグアスの滝壺に突入する
ブラジル側で、電動車に乗って亜熱帯雨林をドライブとウォーキングの後、ボートに乗って滝壺に突っ込むツアーがあります。
防水着を着用してもかなり濡れます。 水着でボートに乗り込む人もいます。
アルゼンチン側にも同様のツアーがあります。
☆アルゼンチン側へ
ブラジル側の公園からアルゼンチン側の公園は川をはさんですぐ向こうに見えているのですが、直接行くことはできません。
ブラジル側の滝観光の拠点の街、フォス・ド・イグアスに行き、バスターミナルでアルゼンチン側のプエルト・イグアス行きに乗り替え、さらに滝公園行きのバスに乗り替えます。
国境越えの時にはパスポートコントロールがあって、いったん降ろされ、次のバスを待たねばなりませんので、待ち時間にもよりますが、最低3時間を見込んでおく必要があります。
アルゼンチン側の公園もブラジル側と同じ要領でチケットを買います。公園内の移動はかわいいトロッコ電車になります。
電車を降りて展望橋を渡ると、イグアスの滝の大迫力を最も間近に感じられる「悪魔ののどぶえ」です。
遊歩道を歩くのもブラジル側と同じですが、ブラジル側より森の中を歩く距離が長く、その途中のところどころに滝を望めるビューポイントが点在しています。
☆イグアスで泊る
ブラジル側の滝観光の拠点になるフォス・ド・イグアスの街中に様々なグレードの宿泊施設が整っています。街から滝までの道路沿いにはリゾート風のホテルが点在しています。
筆者が2014年7月に泊ったホテルは、 グレード若干低めのながら1泊¥4,600で朝食付き、部屋内にバス、トイレ、エアコン、テレビ付はかなり安く、空港からタクシーで5分。 公園入口まで徒歩約10分でした。
アルゼンチン側の街、プエルト・イグアスにもホテルはあります。
☆イグアスの滝を観るにはいつがいいか
夏場11~3月が増水期で、水量が多く、ド迫力のイグアスの滝を味わえますが、遊歩道での接近が難しくなることもあります。
筆者が訪れた2014年7月は、季節外れの洪水のため、アルゼンチン側のトロッコ電車は途中までしか運行されておらず、「悪魔ののどぶえ」まで行けませんでした。
☆イグアスの滝への行き方
ブラジルのサンパウロ、リオデジャネイロなどから滝観光の拠点となる街フォス・ド・イグアスへフライトが頻発しています。
空港は、フォス・ド・イグアスと滝との間にあり、空港から滝に直行することもできます。
フォス・ド・イグアスへの長距離バスもありますが、長時間(サンパウロからだと約15時間)かかるので、時間の余裕ある人むけです。
アルゼンチンのブエノスアイレスからの空路、陸路のアクセスも可能です。
皆さん、良い旅を!