湖水地方:美しいイギリスのいなかを旅する

湖と山が織りなすのどかな風景。 イングランド北西部の湖水地方(The Lake District)では、美しい自然に心癒されます。

バス、船などの公共交通機関、B&Bなど観光インフラが整備されていますので、便利に快適に旅できます。

湖水地方は広大なエリアで、すべて観光するには数日必要ですが、1泊2日でもそのエッセンスを楽しむことができます。

まずは、筆者が1日で観光した4か所をご紹介します。

☆ウィンダミア(Windemere)

湖水地方南部で最も大きな街です。レストランやみやげもの店などが建ち並ぶメインストリートは賑やかです。Windermere街

駅の背後の丘から観るウィンダミア湖。Windermere湖

ウォーターリゾートという感じの街で、湖畔にはクルーズ船やボートなどが係留されています。Windemere湖畔

☆アンブルサイド(Ambleside)

ウィンダミアから北へバスで約15分、ホテルやレストランがたくさんある、賑やかな街です。AmblesideTown

おもしろい建物があると思ったら教会でした。Ambleside教会

ここは周囲の山のトレッキングの拠点にもなっています。

☆グラスミア(Grasmere)

ため息が出そうなくらい美しい村です。昼間、街中にあふれている観光客が去った後の静寂の中で過ごしたい方はここに滞在されることをお薦めします。

村の中心から10分も歩くと、こんな湖水地方の代表的な景色が広がります。グラスミア湖畔はあまりにのどかです。Grasmere湖

緑の中に佇むタウンホール。GrasmereHall

川沿いのカフェ。GrasmereKaffee

☆ケズィック(Keswick)

湖水地方の北の玄関口です。緑の丘が街を取り巻きます。街の中心のバスターミナルから多くの路線バスが出ているので、ここを起点に湖水地方北部を巡ることができます。

ゲズィックの中心街は賑やかです。

Keswick

ここで市が開かれます。

☆湖水地方の観光プラン

さまざまな街を泊まり歩くプランもできますが、ベースとなる街を決め、そこにホテルを取り、荷物を置いて、周辺の街を巡るほうがよいように思います。バスの本数がかなりあり、周遊する範囲もさほど広大ではないので、移動時間の無駄は少ないからです。

ベースにするには、鉄道駅があり、B&Bがたくさんあって、多くのツアーの出発点になっている南部のウィンダミアか北部のケズィックがいいでしょう。

トレッキングされる方はアンブルサイド、静けさの中で過ごされたい方はグラスミアも候補になります。

湖水地方では、バス路線、湖の船便の公共交通機関が充実しているので、自分のプランでまわることもできます。バス1日乗り放題チケットがお得です。湖水地方バス

ウィンダミア、ケズィックから1日または半日のツアーがたくさん出ています。バスの通らない絶景ポイントにも行くことができます。

各街の観光案内所に資料がたくさん置いてあります。観光案内所のHPからリンクしているツアーオペレーターのHPでも申し込むこともできます。

レンタカーでまわるとさらに旅の自由度は増します。

ロンドンからの日帰り1日ツアーもありますが、やめたほうがいいでしょう。移動に時間がかかりすぎて、湖水地方の観光時間が3~4時間しかとれません。

☆湖水地方への行き方

ロンドンやマンチェスターからは列車が便利です。スコットランドに向かう幹線上にあり特急停車駅のオクセンホルム・レイク・ディストリクト(Oxenholme Lake District )で乗り換えて、ウィンダミアまでローカル列車約20分です。

エジンバラやグラスゴーからは、同じ幹線上のカーライル(Carlisle)で降り、バスでケズィックまで約50分です。

みなさん、湖水地方ですてきな癒し旅を!