ミラノの喧騒に疲れたら、コモ湖でのんびり

イタリアのファッションの街、ミラノは、ビジネスでも、観光、特にショッピングでも日本人がたくさん訪れる街です。そのミラノからスイス方面にいったあたりは、湖が多く、湖水地方と呼ばれています。なかでもコモ湖は、昔、ミラノの上流階級の多くが別荘をかまえた風光明媚なところで、このあたりでは人気のリゾート地です。(→地図

ミラノから湖畔の街コモまで鉄道で1時間くらいです。幹線上にありますから、本数が多い。そこから遊覧船に乗って、湖畔の小さな街を巡ります。夏の昼間は1時間に数本あり、土日は本数がさらに増えます。
→湖の遊覧船の時刻表


湖をわたる風が心地いいです。コモ船

ベラジオ(Bellagio)はこのあたりで最も大きな街。
湖畔にはホテル、テラスのレストランがあり、観光客が群れていますが、坂が続く街中を歩いて丘の上に登ると、人影はめっきり少なくなり、静かに山と湖の眺めを楽しめます。ベラジオ広場

その対岸のメナジオ(Menaggio)。
湖畔の時間はゆったり流れます。
こういうところでビールやワインを飲みながら、ボーっとするのは至福のひとときです。
メナジオ日本で言うと箱根みたいなところですが、落ち着いた気品が感じられます。 ここからバスに乗って、スイスに行くこともできます。


観光客はミラノからの日帰りエクスカーションが多いですが、ミラノの喧騒に疲れたら、オペラやサッカーといった目的がなければ、このあたりに泊って、観光客が去った後の朝夕の静けさを味わうことをお薦めします。