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趣味で27年間、ヨーロッパを中心に世界を旅してます。 数えてみたら約350日が旅の空の下でした。 2014年春、サラリーマンをやめて、 フリーランスの経営コンサルタントになり、 時間が自由になったのをいいことに、 半年で50日間、12か国を旅しました。 多くの人が自分だけのすてきな旅ができるように 情報をたくさん提供していきます。

トスカーナワインツアー(その2)

イタリア、トスカーナのワインを楽しむツアー旅。今回はシエナ発でモンタルチーノへ。シエナへはフィレンツェからバスが頻発しており、直行で所要約1時間。 (⇒地図)

バスは13:00にシエナを出発し、南へおよそ1時間。モンタルチーノは丘の上の小さな街。モンタルチーノ

30分くらいのフリータイムで街をぐるっと一周。街の端からは、トスカーナののどかな田園風景が見渡せる。

近くのワイナリーへ。ワイン畑

オーナーの説明を聴いて、ワイン蔵にも案内してもらう。 ワイン蔵

そしてテイスティング。テイスティング

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノがこのあたりの名産。ワインボトル

複数のワイナリー巡りツアーがいっしょになってパーティ状態。参加者の皆さんと話が盛り上がり、飲めない人の分も飲んでけっこう酩酊状態。世界各国の観光客と交流できるのが、現地発のツアーに参加する楽しみです。シエナに戻ったのは19:00頃でした。

現地発ワインツアーへの参加のしかたはこちらへ。
このツアーはシエナやサンジミニャーノの観光案内所で申し込めます。

モンテネグロのマリンリゾート:ブドヴァ

ヨーロッパには日本ではまだ知られていないリゾート地がたくさんあります。日本では知られてなくとも、ヨーロッパでは既にメジャーになっているところもありますが、モンテネグロのブドヴァはヨーロッパの辺境に位置し、交通の便のわるさもあって、ヨーロッパでもそれほど有名ではない。それだけに古い時代の鄙びた雰囲気を残しています。ブドヴァ海

のどかな海岸にはレストランが建ち並び、観光客で賑わっていますが、ワイキキ、ニース、リオのコパカバーナといった有名海岸のような派手さはありません。リゾートホテルやマンションの高層建物が海辺ではなく内陸に入ったところにあって目立たないのがいい。

海に突き出した旧市街はドブロヴニクのミニ版といった感じ。ブドヴァ全景

旧市街の建築物の大半は、中世の約400年間ここを支配したヴェネツィア共和国時代のもの。狭い路地には風情があります。ブドヴァ路地

旧ユーゴスラヴィアが分裂してできた国のひとつモンテネグロは、EUに入ってないのに通貨を€にするなど、西欧に近づきたく仕方ない。ほぼ完ぺきに英語が通じるなど、海外観光客の誘致にやっきになっているのがわかります。

アクセスは首都ポドゴリツィアからバス、または、クロアチアのドブロヴニクからバスです。このあたりは、夏のバカンス時期には渋滞がひどくなり、時刻表通りには運行されないのでご注意を。

バスターミナルから海岸に出るまで徒歩10~15分、旧市街まではさらに徒歩10分くらいです。

ミネラルウォーターの街、エヴィアン

ミネラルウォーターで有名な街、フランスのエヴィアン。先進国首脳会議が開かれたこともありますが、ここは基本的にリゾートタウンです。
レマン湖の向こうには、スイスのローザンヌ、ラヴォー地区のブドウ畑が見えます。  (⇒地図はこちら対岸

湖畔の遊歩道にはところどころベンチが置かれていて、湖とアルプスを眺めながらゆったりできます。地元のサヴォワワイン赤白を飲んでしばしボーっとしていると、 湖畔の時間はゆったり流れます。ランニングしている人もけっこういました。 こんなところを日頃のランコースにできるのはうらやましい。 遊歩道

街はちょっとスノッブな感じ。カジノもあります。 Evian街

レマン湖対岸のスイスより物価が若干安いのも魅力です。

アクセスはスイスからが便利です。ジュネーブ駅近くのバスターミナルからバスで所要約2時間弱。ローザンヌから船で180度すばらしい景色が眺めながらの船旅もいいです。
パリから列車で行くこともできますが、乗り換えが多く、かなり時間がかかります。

ブラジル・ワールドカップ観戦記

サッカー・ワールドカップ・ブラジル大会観戦に行ってきました。 地球の裏側だけあって、片道27時間。11泊15日。
3試合のチケットを事前にネットで購入して出かけました。201406Tickets

早朝、日本代表の敗退を見た日の昼過ぎ、羽田発、フランクフルト経由でリオデジャネイロ(⇒詳しくはこちらへ)に着いたのが翌日朝5時。時差は12時間。LH Flight

初日はリオを観光し、翌日、ブラジルvsチリ戦の行われるベロオリゾンチに飛びました。 試合の行われるミネイロンは、ベロオリゾンチ中心街から臨時シャトルバスで約40分のきれいな住宅街。人造湖畔を歩いてスタジアムに向かいました。Mineiron3

スタジアムに近づくにつれ、すごい厳戒態勢でした。   それでもカナリア色のユニフォームを着た人たちは大盛り上がり。Mineiron2

今日の相手はアルゼンチンではないのですが、ブラジルのサッカーファンたちにとっての宿敵はやはりこの隣国。20140628Messi1

スタジアムに到着。既にお祭り状態。Mineiron1

スタジアムはほぼ黄色一色。耳が痛くなるくらいの歓声。ぼくの席の近くにチリのユニフォームを着た人が2人いましたが、試合中も声をあげることなくおとなしく座っていました。20140628Stadium14

パフォーマンスはチリのほうが勝っていたように思います。延長終了間際にバーをたたいたシュートが入っていたら、この後のドイツ戦惨敗はなかっわけです。

試合終了後、人混みに巻き込まれないよう、すばやくスタジアムを後にしました。ブラジル勝利でブラジル人たちのお祭りは続いていて、スタジアムからなかなか出ようとしなかったので、スムーズにシャトルバスの乗れました。

1日おいて首都ブラジリアでフランスvsナイジェリア戦。 ブラジリアは、世界に2つとない、人工の街です。(⇒詳しくはこちらへスタジアム外観

ナイジェリア人たちが独特のアフリカンリズムで金物を鳴らしながらやってきました。 こういうのが間近に見られるからワールドカップはおもしろい。20140630NigeriaFan

元日本代表K氏がテレビ中継でスタジアムを背景にしゃべっているのを発見。話している内容はしっかりホワイトボードに書かれていました。20140630Brasilia1

この巨大なスタジアム、大会が終わるとほとんど無用の長物となります。ブラジリアには下部リーグのチームしかないのです。スタジアム中ブラジリア

試合内容はまずまず。でも、フランスのメンバー、アクの強いのがいなくなり、おとなしい感じがしました。ナイジェリアも昔の並外れた身体能力を武器にというわけでなく、きっちりまとまったチームという印象でした。BrasiliaStadium

試合後、サンパウロに飛んで、翌日、アルゼンチンvsスイスのチケットを買おうとしましたが失敗。チケット発券所、スタジアムの近くと、場所を移してチケットを探しましたが、券面の5倍以上で取引されていて手が出ませんでした。これまで海外のあちこちで30回くらいチケット現地調達でサッカー観戦していますが、失敗したのは初めてです。

イグアスの滝を観光した後、準々決勝オランダvsコスタリカの行われるサルバドールへ。 ブラジルに到着してから航空券を買いましたが、直前になるほどに値段が暴騰して、イグアス→サルバドール→リオで10万円を越えました。

植民地時代の雰囲気が残るサルバドールは街歩きが楽しい。(⇒詳しくはこちらへSalvador1

試合当日は朝方雨が降って、その後晴れてきたので、かなり蒸し暑かったです。日本の梅雨時のような気候。それでもオランダ人たちは街の中心の広場でビール片手に盛り上がる。  オランダの試合の日は街中がオレンジであふれます。ワールドカップ気分満点です。Orange

ぴかぴかのスタジアムに到着。道路を挟んで反対側にファベイラ(貧民街)。これもブラジルという国の現実なのでしょう。Salvador2

試合は蒸し暑いコンディション、両チームのディフェンス重視の戦術もあって試合内容は低調。特に前半は互いに後ろのほうでボールをまわしてばかりで、ほとんど攻めず。おもしろかったのはオランダが2トップにした延長後半。楽しみにしていたファンペル、ロッベンは不発。残念。手に汗にぎる15分のオランダの攻撃をコスタリカが守り切りました。

あまりになかみの濃い11泊15日のブラジル旅でした。

トスカーナワインツアー(その1)

日本からパック旅行でゾロゾロ集団で旅するのは嫌ですが、ひとりで行った先で現地発のツアーにはよく参加します。日本人が来なさそうなのを選ぶ。世界各地から来た人たちとの会話が楽しみです。同じ趣味の人が集まるので、話がはずみやすいのです。

最近特に気に入っているのはワイナリー巡りツアー

2013/2014と2年続けてイタリア、トスカーナのワインツアーに参加しました。 日本出発前にネットでも申し込めますが、クレジットカードで決済してしまうと、予定が変わってもキャンセルがきかないので、現地フィレンツェの旅行会社で当日申込み&支払をして、バウチャーをもらい、それを持って指定されたフィレンツェ駅前の集合場所へ。

今回は大型バスに客30人くらい。 2013JuneTravel 057

トスカーナののどかな田園風景の中を走ります。2013JuneTravel 041

最初のワイナリーに着くと、オーナーがお出迎え。ぶどう畑と蔵に案内してくれて、説明を聴きました。2013JuneTravel 040

4種類をテイスティング。2013JuneTravel 051

準備されたテーブルでワインとともに地元の食材の軽食も味わいました。2013JuneTravel 042

参加者の皆さん、和気あいあいで、オーナの説明を聴きつつ、おいしいくいただきました。2013JuneTravel 045

バニラアイスクリームとバルサミコソースは絶妙のマッチングでした。2013JuneTravel 050

ほろ酔い気分になったところで、2か所めへ。シエナの手前の、城壁に囲まれた丘の上の小さな街、モンテリジョーネ。
スイートワインをテイスティングの後、フリータイムが30分くらい。中世の街並みの中を歩き回りました。 Monteriggione1

フィレンツェ中央駅前の集合時間が14時、帰ってきたのが予定より40分遅れて20時10分。2か所6種類のテイスティングと軽食で42€(≒¥6,000)。

ウィーンフィルを本拠地で聴く

ほぼ毎年来日するウィーンフィルハーモニー管弦楽団ですが、本拠地の黄金のホール、ムジークフェラインで聴くのは格別です。

ウィーンフィルのコンサートは、土曜の15:30と日曜の11:00に同じプログラムを演奏するのが基本です。 DSCF0340

2014年5月に筆者が聴いたのは、ムーティ指揮でメンデルスゾーンの交響曲第4番イタリアとベルリオーズのレクイエム。

チケットはシュターツオパーからムジークフェラインに向かう途中のケルントナーリング沿いの右側にあり、開演1時間前から残券を売り出します。(チケットの買い方についてはこちらへ
安価な(10€くらい)で1階後方の立ち見券もあります。DSCF0341

ドレスコードはあまりラフでなければ気にしないでもOKです。

昼間のコンサートであれば、黄金の内装が窓から入る光で輝くさまを楽しめます。夜でも雰囲気は十分にゴージャスです。 ウィーンフィルの美しい音色と柔らかなフォルテにうっとりです。

終演後、ホテルに戻るまでブラブラ街歩きもいいです。ウィーン夜のシュテファン

途中、シュエファン広場でライトアップされた大聖堂を見ながら、ビールとソーセージ6.7€(¥900)がここに来た時の筆者の定番です。