イングランド北西部の街、チェスター。
紀元1世紀ころに今のイギリスに進出したローマ帝国軍が築いた基地から始まった街です。
街の四方を囲む城壁は遊歩道になっています。のんびり散歩して、街の様々な表情を眺められます。
ローマ後のチェスターは、街の脇を流れるディー川(River Dee)の水運を利用した商業都市として栄えました。↑この城壁の下はディー川につながる運河。
4つある城門をくぐってチェスターの街に入ります。
↓これはイーストゲート。
街の中の道はローマ式の碁盤目状になっていて、歩くのにわかりやすい。4つの門から街の中心に向けて伸びる通りがぶつかる交差点が、街の中心、ザ・クロス。
ザ・クロスの周辺の商店街が独特。ロウズ(Rows)と呼ばれ、メインストリートの2階がアーケード街になっています。雨が多いこの地方ですから、ぬれずに買い物できるようにということです。
タウンホール。観光用に公開もされていますが、今もさまざまなイベントに使われています。
The Assembly Room。なんと訳すのでしょうか。晩餐会や結婚式に使われているそうです
10世紀に建てられ、その後、改修が続けられたチェスター大聖堂。
中は壮大な空間です。一部がカフェになっています。昔は修道僧たちの食堂だったそうです。
城壁の外に残るローマの円形劇場跡。 By Alex Liivet
☆チェスターへのアクセス
ロンドン(Euston)からは列車で約2時間、 ビジネスで訪れることが多いマンチェスターから約1時間半、リバプールから41分。
駅を降りてから旧市街の入り口イーストゲートまで歩いて約20分。バスもあります。
☆泊るには
ホテルは、駅前からイーストゲートに向かうシティ・ロード沿いに数軒、高いのから安いのまで並んでいます。旧市街の中にも少ないながらあります。