日本ではなじみのうすいスイスワイン。
その産地、ラヴォー地区では、レマン湖から急にせり上がった斜面に一面のブドウ畑が広がり、眼下の湖とその先のアルプスの高い峰々の眺めを楽しめます。 このあたり一帯は世界遺産に登録されています。
ワインの名産地はたくさんありますが、ここの景色のすばらしさは格別です。 舗装された小道は観光客用のハイキングコースであるとともに、ブドウ栽培農家が摘み取ったぶどうを運ぶ道でもあります。
斜面に佇むワインシャトーを訪れ、テイスティングさせてもらいました。
ちょうど歩き疲れたところで、山と湖の絶景を眺めながら爽快な白ワイン。
生産ロットが少ないため輸出にまわす余裕がなく、ほとんどが国内で消費されてしまいます。そのため、日本ではほとんど見かけないのです。
☆ラヴォー地区へのアクセス
近くの一番大きな街はローザンヌです。ラヴォー地区にはホテルはほとんどないので、ここを起点にプランニングします。 ローザンヌへは鉄道で、ジュネーブから35-50分、ベルンからは1時間6分です。
スタートは丘の上部の村にするのがいいでしょう。⇒地図
・グランヴォー(ローザンヌからベルン方面にローカル列車で8分)
・シェーブル(ローザンヌから湖沿いの幹線路線上を13~20分でヴヴェイへ。ヴヴェイから丘を登るローカル列車で8分)
斜面を辿りながら徐々に湖に近づいてゆき、湖沿いの幹線路線上のローカル駅(リュトリー、キュリーなど)を終着点にするのが便利です。シェーブルから出ているミニトレインに乗ってハイキングコースを巡ることもできます。
ワイン畑の道すがら、テイスティングできるワイナリーがあるので、個人でもまわれますが、ローザンヌからのワイナリー巡りツアーに参加する方法もあります。
観光でもビジネスでもジュネーブを訪れる方は多いと思いますが、ジュネーブからの日帰りエクスカーションにいかがでしょうか。また、ユングフラウヨッホやマッターホルンなどの標高が高いエリアが悪天候の場合の代替プランとしてもお薦めです。
スイス旅のコツについては、⇒こちらへ