グレートオーシャンロード旅行ガイド

オーストラリアのグレートオーシャンロードは、南東部の総距離は240kmに及ぶ海岸線で、断崖の連なる海岸線、奇岩の数々、原生林の森とそこに住む野生の行き物たちに出会えます。

☆オーストラリアらしい景色の中をドライブする

オーストラリア第二の都市メルボルンから、バスや車で往復500km近くを駆け抜けます。断崖の連なる海岸沿いの道ではワイルドな風景が続きます。12人の使徒への道

道端のカンガルーたち。いかにもオーストラリアって感じです。カンガルーたち

絶景の展望台もあります。これはローン(Lorne)のテディ展望台(Teddy’s Lookout) 。Teddy's Lookout

☆奇岩の数々

グレートオーシャンロードの一番の目玉とも言える「12人の使徒」。12使徒全景

ビーチに下りて散策もできます。(ギブソンステップ)12人の使徒の海岸に下りる

奇岩が目前に迫ってきます。海の向こうは南極です。12人の使徒の海岸

グレートオーシャンロードの奇岩その2はロックアード・ゴージ(Loch Ard Gorge)Loch Ard Gorge1

ここでもビーチを歩けます。Loch Ard Gorge海岸

海鳥たち。Loch Ard Gorge海鳥

むき出しの崖はワイルドです。

ロックアド・ゴージの崖

☆コアラに会う

グレートオーシャンロード沿いの森は野生のコアラの生息地です。コアラは1日20時間近く寝ているそうですが、運が良ければ出会えます。KenettRverコアラ

ケネットリバーホリデーパーク(Kennett River Family Park)ではコアラ遭遇率が高いところです。原生林の中を散歩して、いろんな野生の生き物たちと出会います。Kennettの野鳥

ビーチに近く、バンガローなどの宿泊施設も併設されています。人里離れた大自然の中で数日滞在するのもいいですね。

 ☆原生林を歩く

オトウェイ国立公園(Great Otway National Park)では、温帯雨林(Rainforest)の中を歩きます。ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。道は整備されていますので、迷う心配はありません。Otway’s Rainforest

☆グレートオーシャンロードへの行き方

旅の拠点はオーストラリア第二の都市メルボルン。ここからレンタカーかバスツアーです。

風光明媚なドライブルートを自分で運転するのは爽快でしょうが、12人の使徒まで往復500kmくらいありますので、海辺の景色の良い街で1泊か2泊するがよいでしょう。

バスツアーはメルボルンの複数のツアー会社が催行しています。1泊、2泊するものと、日帰りがあります。

筆者は2018年5月に日帰りツアーで行きました。ランチと公園入場料込みで$105(当時のレートで約¥9,000)。その行程をご紹介します。早朝に出発してから帰着するまで14時間の長い、しかし、充実したツアーでした。

☆グレートオーシャンロード日帰りツアー

早朝7:15にメルボルンの中心セントポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)前に集合し、ワゴン車に乗り込みます。ガイド兼ドライバーが開口一番「今日は長い日になりますよ」。

1時間半くらい走って、アングルシー(Anglesea)のチョコレート工場で休憩。ここで朝食を食べる人もいました。チョコレート工場

後になって、ここがみやげ物を変えるほとんど唯一の場所であったことがわかります。

30分ほど走ってグレートオーシャンロードの入口Memorial Archへ。グレートオーシャンロードの建設にあたった軍人さんたちの像がお出迎え。Memorial Arch

ローン(Lorne)のテディ展望台(Teddy’s Lookout)で写真撮影タイム。

ケネットリバーホリデーパークの野鳥&コアラ公園に11:00頃到着。30分くらい公園内を散策。

アポロベイ(Apollo Bay)で約1時間のランチタイム。

オトウェイ国立公園で原生林ウォーク。

ギブソンステップで奇岩を眺める海辺に降りた時には既に15時半になっていました。

12人の使徒を眺める展望台に着いたのが16:00頃。

夕暮れ時の17時半頃ロックアード・ゴージを後にします。夕暮れのロックアード・ゴージ

近くの海辺の町ポート キャンベル (Port Campbell)での短い休憩時間に軽食と飲み物を買い込んで、暗くなった道をひたすらメルボルンに向かって約3時間230km走ります。帰りは行きの海岸沿いではなく、内陸の道を通って帰ります。トイレ休憩は1回で、メルボルンに着いたら21時半でした。

☆おしまいに

グレートオーシャンロードは、エアーズロックと並ぶオーストラリアの目玉観光地です。この世のものは思えないワイルドな景色が広がりますが、宿泊施設や案内などの観光インフラは整っていますので、安心して旅できます。

みなさん、よい旅を!