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リゾート付き秘境:スヴェティ・ナウム

スヴェティ・ナウム(Saint Naum / Sveti Naum)は、 マケドニアの南西部、オフリド湖畔に位置します。ヨーロッパの秘境なのですが、同時に雄大な自然の中でくつろげるリゾート地でもあります。

さらに加えて、この地で布教を行った聖ナウムによって、10世紀初めに湖畔の丘の上に建てられたスヴェティ・ナウム修道院(Monastery Saint Naum )では、東方正教の厳かな雰囲気も味わえます。

☆スヴェティ・ナウム修道院

修道院内部を飾るフレスコ画。 StNaum修道院フレスコ画1

天井を見上げるとStNaum修道院フレスコ画2

修道院の入り口はかなり狭い。一度に数人しか入れませんので、夏のピーク時期は渋滞するでしょう。StNaum修道院入り口

この人が聖ナウムらしい。StNaum像

☆スヴェティ・ナウムのリゾートでくつろぐ

教会前のテラスからは、山と湖の絶景が見渡せます。StNaumテラス

StNaumオフリド湖

湖の先に見えているのはアルバニア。周囲に人家はほとんどなく、車で5分も行けば国境です。地理的には東欧の秘境なのですが、修道院の一角だけはそうでもありません。

バスを降りて、修道院まで約300mの道沿いにはみやげ物屋が建ち並びます。StNaumみやげもの屋

修道院はホテル・コンプレックスの内部にあり、レストラン、カフェは複数あります。St,Naum入り口

ここに宿泊すれば、観光客のいなくなった夜や早朝には、さらに厳かな気分になれるでしょう。

☆スヴェティ・ナウムの大自然を味わう

オフリド湖にそそぐ泉の水をたたえた池。水は透き通って、周囲の緑に映えます。スヴェティナウム緑の湖jpg

ボートで巡ることができます。この風景を見ながら食事できるレストランもあります。StNaumボート

わき水がいたるところにあります。中でもこれは印象的。StNaum湧水

周囲の雄大な山々。StNaum大自然1

オフリド湖に夕陽が沈む頃には、あたり一帯、静寂に包まれます。StNaum大自然2

☆スヴェティ・ナウムへのアクセス

東欧屈指のリゾート地で世界遺産にも指定されている、オフリドからバスか船です。オフリドは首都スコピエからバスで約3時間。1日8便ほどあります。夏場は西ヨーロッパ各地からLCCが直行便を飛ばしてます。

船は1日1往復あって、午前中にオフリドを出航して、所要1時間半でスヴェティ・ナウムに着き、夕方、オフリドに戻ります。船で往復すると、スヴェティ・ナウムには約4時間滞在できます。

路線バスは1日6、7本あり、所要40~50分。オフリドの乗り場は、港から街のメインストリート、スヴェティ・クリメント・オフリドスキ通りを進み、トゥリスティチカ通りを右折して30mくらいのところの屋根付のバス停です。バス停の表記はキリル文字だけなので、通りを歩いている人に尋ねましょう。

途中の景色を楽しむには、往復どちらかを船にすることをお薦めします。

日本からのアクセスはかなり不便ですが、秘境に来た感とリゾート気分を同時に味わえるスヴェティ・ナウムは訪れる価値が十分にあります。ぜひ、一度!

 

 

 

 

 

 

 

文明の交差路、北マケドニアを旅する

「マケドニア」から「北マケドニア」に国の名前が変わったというニュースを覚えていますか。2019年2月のことです。領土や国境線が変わったわけでもないのに、国の名前が変わるのは珍しいことです。

「北マケドニア」というと、学生時代に世界史を勉強された方は「アレクサンダー大王」の名を思い出されるでしょう。

筆者は2017年5月、この謎めいたマケドニアを観光旅行してきました。

☆マケドニアって、どこにある?

マケドニアは旧ユーゴスラビアが解体してできた国のひとつで、東ヨーロッパの東端、ギリシャの北、ブルガリアの西に位置します。

☆マケドニアと言えばアレクサンダー大王

首都スコピエ(Skopje)の空港に到着すると、いきなりアレクサンダー大王の彫像がお出迎え。空港の名称も「アレクサンダー大王空港」です。Macedonia Airport

スコピエの中心マケドニア広場の真ん中にもあります。Macedonia Alexander statue2

社会主義から脱して、新国家として出発したマケドニアの人たちは、2300年前の世界史上の超有名人を国の象徴にしようとしているのです。

ところが・・・・・

☆じつは、パクリだった!

現在のマケドニアに住んでいる人たちの大部分は、中世に北方から移住してきたスラブ系民族で、紀元前に大帝国を打ち立てたアレクサンダー大王が出た古代マケドニア人の子孫ではありません。古代マケドニアの子孫は国境を接するギリシャ北部に住んでいます。

確かに、旅してみて見かける看板、標識はキリル文字で、地元の人たちが話している言葉は、ロシア語に近い響きがします。

1991年にマケドニアが独立した時に、国号を「マケドニア」とし、国旗に古代マケドニアのものを使ったことに、ギリシャは「歴史の略奪だ」と猛反発しました。それ以来、両国の国名紛争は続いていましたが、2019年2月になって決着したわけです。

☆東西両文明が交差するマケドニア

マケドニアはアレクサンダー大王が築いた大帝国が瓦解した後、長い間、ローマ帝国(後半はビザンチン帝国)、オスマントルコの支配下にあり、キリスト教とイスラム教の2つの文化が交差するところでした。

この2つの文化遺産が同居しているというのがマケドニア観光の魅力になっています。

☆東方正教の文化遺産

中世のマケドニアは、東ローマ(ビザンチン)帝国の支配下にあった時代が長く、同じキリスト教でもカトリックやプロテスタントとはかなり異なった東方正教の文化が育まれました。

今もマケドニア各地に残る教会を訪ねてみると、建物の造り、内部の装飾などに東方正教会の特徴を見ることができます。

首都スコピエの聖スパス教会の内部。Skopje教会内部

信者が集うエリアと聖職者が儀式を行う「至聖所」と呼ばれるエリアを隔てる壁(イコノスタス)が東方正教会の特徴です。イコン(教会史上の出来事を描いた絵)がはめこまれています。

オフリド湖を見下ろす崖の上に建てられた聖ヨハネ・カネオ教会。 Ohurid聖ヨハネカネオ教会

修道院内部を飾るフレスコ画。StNaum修道院フレスコ画1

☆イスラムも

マケドニアは14~19世紀の約500年間、オスマントルコ帝国の支配下にありました。

首都スコピエ旧市街の高台にあるモスク「ムスタファ・バシナ・ジャミーヤ」。いなかでも空に突き出たミナレットをあちこちで見かけます。Skopjeモスク2

Skopjeモスク内部

スコピエの旧市街はオリエンタルな雰囲気です。Skopje旧市街2

今もトルコ系住民が大勢暮らしています。 パン屋のおばさんはトルコの現職大統領に親近感を持っているようでした。Skopjeトルコ人

☆彫像だらけの不思議な首都スコピエ

スコピエの街は巨大な彫像だらけ。アレクサンダー大王像と同じ広場だけでもこんなにたくさん。彫像ワンダーランドという趣です。Macedonia statues

夜のライトアップがきれいです。Macedonia Alexander statue night

スコピエの詳細は⇒こちらへ

 

☆社会主義の名残

第二次大戦後の社会主義の時代の名残もマケドニアにはたくさん残っています。無機質でのっぺりした建物、威圧的で巨大な建築物は社会主義時代の特徴です。

これはスコピエの街の中心にあり、今は博物館として使われています。Skopje博物館

 ☆個人で観光旅行しやすい

これといった国際競争力の強い産業のないマケドニアでは観光に力を入れています。

旅するにあたって心配になるキリル文字の表記ですが、街中の標識、看板など、ほとんどはアルファベットが併記されています。観光地の案内には英語の説明書きもあります。Macedoniaアルファベット表記

これは何だ! Skopje船ホテル

と思ったら、船ではなくホテル&レストランでした。スコピエの真ん中を流れるヴァルダル川にあります。最初からホテル&レストランとして造られたそうで、いかにも観光客ウケ狙いです。

☆なんでも安い北マケドニア

物価が安いのがマケドニアの魅力。
2017年5月時点の価格の例です。

空港から市内へむかうバス(所要約25分):380円
スコピエからオフリドへのバス(所要約3時間):950円

4つ星ホテル(1泊朝食付き):7,000円
スコピエ旧市街の☆☆クラスのホテル素泊まり:3,700円

ペットボトルの水500ml:45円
ちょっとしゃれたレストランでグラスビール330ml :220円
博物館の入場料:250~400円

これは観光客メインのレストランのメニューです。
1マケドニアディナール=2.1円Macedonia Restaurant Menu

 ☆おいしい北マケドニア

食事が安くておいしいのもマケドニアの魅力です。

名物の豚肉煮込み「セルスコ・メソ」。Macedonia煮込み料理

ケバブの呼び方はいろいろありますが、バルカン半島共通の庶民の味。Macedonia Food

マケドニアはワインの名産地でもあります。メジャーブランドにもアレクサンダー大王の名を冠しています。きりっと冷えたリースリングが美味い! バーやレストランで250mlの小瓶で出てきます。300円くらい。Macedonia Wine

スコピエ旧市街のトルコ系のパン屋さん。 1個15~30円くらい。Skopjeパン屋

☆北マケドニアの大自然

アルバニアとの国境にまたがるオフリド湖は知られざる観光地です。StNaumオフリド湖

湖を囲む山々。StNaum大自然1

秘境スヴェティ・ナウム。スヴェティナウム緑の湖jpg

スヴェティ・ナウムについては⇒こちらへ

☆北マケドニアのリゾート地

首都スコピエからバスで約3時間の湖畔の美しい街、オフリド(Ohurid)。
知る人ぞ知るリゾート地で、夏になると、ヨーロッパ各地からLCC(Wizz Air)に乗って観光客が訪れます。Ohurid湖

湖と山の美しい風景の中でのんびり滞在できるための施設は整っています。西ヨーロッパのこのようなリゾート地は、ホテルもレストランも高いのが常ですので、ここの安さはヨーロッパの人たちにとって魅力です。

オフリドについては⇒こちらへ

☆北マケドニアへのアクセス

2017年6月現在、日本からのフライトに接続できる、ヨーロッパのメジャー航空会社でマケドニアに行くには、
・ウィーン経由(オーストリア航空)
・チューリッヒ経由(スイス航空)
・イスタンブール経由(トルコ航空)
で、スコピエまで直行便があります。
その他、LCC(Wizz Air)がヨーロッパの多くの都市(ロンドン、ストックホルムなど)からスコピエとオフリドに直行便を飛ばしていますが、日本からヨーロッパまでのフライトとは別に航空券を購入することになります。

周辺国から陸路バスで行くこともできます。その中で、所要時間が短く、かつ、日本からのアクセスが最も便利なのがブルガリアの首都ソフィア。ソフィアースコピエ間はバスで約4時間半、1日8便(2017年6月現在)あります。

☆おしまいに

長い歴史で東西両文明が交差した名残を観ることができ、物価が安くて、食べ物がおいしく、人は親切。治安は良くて、英語はそこそこ通じるので、観光旅行しやすい。こんな魅力的な北マケドニアに一度、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

スコピエ:北マケドニアの不思議な首都

北マケドニアの首都、スコピエ。
筆者は2017年5月に、このなんとも不思議な街を訪れました。東方キリスト正教、イスラム教の両宗教に、社会主義の遺物が混ざり合い、たくさんの彫像が鎮座しています。

☆スコピエの街全体を見渡す

旧市街の丘の上に11世紀に築かれた城塞跡。Skopje城塞

城壁はところどころで途切れており、歩道の整備がされていないので、快適な散歩道とはいきませんが、ここからスコピエの街を見下ろすことができます。Skopje城壁の上

ヴァルダル川にかかる石橋(カメン・モスト)の向こう側が新市街です。Skopje石橋とマケドニア広場

☆イスラムのスコピエ

スコピエの旧市街はオリエンタルな雰囲気が漂います。Skopje old town street

中世時代に長らくスコピエを支配したトルコの影響が感じられます。今も多くのトルコ系の住民が暮らしています。

旧市街の丘の上に建つモスク「ムスタファ・バシナ・ジャミーヤ」。城塞への入り口の向かいにあります。Skopjeモスク2

Skopjeモスク内部

旧市街入口近くのMurat Pashaモスク。夜はなんとも言えない風情があります。Skopje夜のモスク

☆東方正教のスコピエ

スコピエにはキリスト教の教会もいくつかあります。
これは聖スパス(Saint Saiviour)教会。 Skopje教会の塔

東方正教会の特徴であるイコノスタス(教会史上の出来事を画いた画像=イコンがはめこまれた壁)。

この壁を隔てて、手前は信者が集うエリア、向こうが聖職者が儀式を行う「至聖所」と呼ばれるエリアになります。ここの木彫はみごとです。Skopje教会内部

同じキリスト教でも、東方正教はカトリックやプロテスタントとはずいぶんと違います。ミサをのぞいてみるとよくわかります。密教の儀式みたいです。

☆社会主義の残滓

社会主義時代に建てられた、のっぺりして無機質な建物をスコピエのあちこちで見かけます。街の中心には巨大で威圧的な建物も。これは現在、考古学博物館として使われています。 Skopje博物館

☆彫像ワンダーランド

マケドニアは1991年、ユーゴスラビアから独立すると、首都スコピエに過去の偉人たちの巨大な彫像を作り始めました。

主役アレクサンダー大王は街の中心マケドニア広場に鎮座します。Macedonia Alexander statue

街中いたるところ彫像だらけです。Macedonia statues
これは宗教上の偉い人でしょうか。Skopje宗教的な彫像

橋の上にもたくさんいます。Skopje橋の上の彫像

いかなる由縁があるのでしょうか? Skopjeライオン像

とにかくおもしろい!

☆夜景が美しいスコピエ

スコピエの中心を流れるヴァルダル川やマケドニア広場の周辺は建物がライトアップされてきれいです。夜遅くまで人通りが絶えません。

石橋と城塞Skopje夜の橋&城塞

アレクサンダー大王Macedonia Alexander statue night

オペラ&バレエ劇場前Skopje夜の劇場前

考古学博物館と石橋。Skopje夜の博物館

☆スコピエのどこに泊るか

観光に力を入れているだけあって、多種多様な宿泊施設があります。夜も含めた街歩きのためには、マケドニア広場の周辺がお薦めです。

5つ☆の高級ホテルから安宿までいくつもあります。ビルの一部のフロアだけを宿泊施設にしているところは、入口を見つけにくいので、予約の時に確認しましょう。

ヴァルダル川に浮かぶ船を模したホテル&レストラン。Skopje船ホテル

おもしろそうなので泊ってみました。最初からホテル&レストランとして造られたそうです。1泊朝食付きで55€。甲板で川を渡る風を感じながら食事ができます。ひとつ下の階の船室はバーになっています。マケドニア広場から歩いて2分です。

コーランが流れるオリエンタルな雰囲気がお好みであれば、旧市街の中にも、数は多くないもののホテルがあります。

☆スコピエへのアクセス

北マケドニアへのアクセスについては
こちらへ

スコピエの鉄道駅とバスターミナルはマケドニア広場から歩いて約20分です。荷物が重い時は路線バスを使ったほうがいいでしょう。

ただし、バス停の表示はキリル文字だけなので、目的地に向かう路線の番号をあらかじめホテルやツーリストインフォメーションできいておきましょう。

空港とスコピエの街の間はバスで約30分ですが、本数が少ないので、あらかじめ時刻表を確認しておく必要があります。スコピエ空港のHPに出ています。⇒こちらへ

この記事が東欧の不思議な街を楽しむ一助になってくれたらうれしいです。

 

 

知られざる湖畔のリゾート:オフリド

日本では知られていなくても、
ヨーロッパではメジャーなリゾート地が
東ヨーロッパにはいくつかあります。
マケドニアのオフリド(Ohrid)もそのひとつ。

☆オフリド湖畔のリゾート

オフリド湖はマケドニアとアルバニアにまたがり、山々に囲まれた美しい風景に包まれています。 「オフリド地域の自然遺産及び文化遺産」として世界遺産になっています。Ohurid湖

湖畔の美しい街、オフリドは、東欧では名だたるリゾート地です。Ohrid街の全景

新市街のメインストリート、スヴェティ・クリメント・オフリドスキ通りはみやげ物屋、カフェ、レストランなどが集まり、夜遅くまで賑やかです。湖に突き当たった先に港があり、ここから遊覧船が出ています。⇒地図はこちらへOhurid港

湖畔の時間はゆったりと流れます。Ohrid水鳥

湖畔の散策が気持ちいい。崖が迫るところでは、遊歩道は湖上に架けられています。Ohrid湖畔の遊歩道

湖近くに迫る丘が旧市街です。城門をくぐって入ります。Ohrid城門

急坂の両側に古い住宅がぎっしり建ち並びます。Ohrid旧市街坂道

☆宗教都市オフリド

オフリドは10~11世紀にはブルガリア帝国の首都で、市内に365の教会があったと伝えられています。今も旧市街にはいくつか残っています。

最も有名なのが、岬の先端に建つ「聖ヨハネ・カネオ教会(Church St. John Theologian at Kneo)」Ohurid教会

ここからのオフリド湖の眺めは絶品です。

聖パンテレモン修道院(St. Panteleimon )の周囲では、古代遺跡の発掘調査中(2017年5月時点)。聖パンテレモン

教会内部の装飾が最も残っているのが、聖クリメント教会(St. Kliment)。Ohrid聖クリメント教会

内壁を覆うフレスコ画。Ohrid聖クリメントフレスコ画

隣接するのはイコン博物館。Ohrid聖クリメント&イコン博物館

近くには古代の劇場跡があります。Ohrid古代劇場

湖畔近くの聖ソフィア大聖堂は、オスマントルコ支配の時代にはモスクに転用され、内装のフレスコ画はすべて塗りつぶされてしまいましたが、20世紀になって復元されました。Ohrid聖ソフィア大聖堂Ohrid聖ソフィア内部

☆城塞都市オフリド

オフリド旧市街の上にそびえるサミュエル要塞は、オフリドがブルガリア帝国の首都だった10世紀に築かれたものです。Ohrid城塞

城壁の上は、階段の昇り降りはあるものの、気持ちいい散歩道です。Ohrid城塞を一周

街全体と湖が見渡せます。Ohrid街の全景

☆スヴェティ・ナウム(Saint Naum)

オフリドから南へ約30km、アルバニアとの国境近くにあるスヴェティ・ナウムは、10世紀にこの地で布教を行った聖ナウムの記念の地。彼の遺骸が納められ、フレスコ画が美しい教会、緑の湖など、オフリドよりさらに自然の奥深くに分け入った感が味わえます。スヴェティナウム緑の湖jpg

オフリドからバスで40~50分、1日6,7本です。夏は遊覧船も出ており、所要1時間半。午前中に出航し、スヴェティ・ナウムに4時間くらい滞在して夕方、オフリドに戻れるようになっています。

詳しくは⇒こちらへ

☆オフリドへのアクセス

マケドニアの首都、スコピエ(Skopje)からバスで約3時間。1日8便ほどあります。片道450~520DEN(2017年5月のレートで¥920~¥1100)。

始発/終点となるバスターミナルは、街の中心(港のあたり)から徒歩20分です。バスは新市街のトゥリスティチカ通りのバス停にも停車しますが、バス停の表示はキリル文字で、どこがスコピエ行きのバス停なのかわかりにくいです。

スコピエからの往路は、バスのドライバーに「センター」「old town」と言っておけば、街の中心に最も近いバス停で降ろしてくれますが、スコピエ行きのバスに乗る時はバスターミナルまで行くのが無難でしょう。

空路ではスコピエからのフライトはありませんが、夏期を中心にヨーロッパ各地からのフライトがあります。ほとんどがLCC(Wizz Air)です。

☆おしまいに

オフリドはまだ日本では知られていないので、日本人はほとんど訪れません。今、訪れると、”私だけのリゾート感”が味わえますよ。