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音楽の都ウィーンでオペラ鑑賞

音楽の都、ウィーン。
クラシック音楽ファンも、ファンでない人も憧れを感じませんか。一度はウィーンを訪れて最高の音楽を生で鑑賞してみたいものです。

そしてクラシック音楽の頂点がオペラ。
歌手、オーケストラ、演出、舞台装置、衣装などさまざまな見どころが合わさって、オペラは総合芸術と言われています。

ウィーンの中でも最も格式高く、上質のオペラを見せてくれるのがウィーン国立歌劇場です。

ここでは、その魅力、チケットの取り方、どんな服装をしていけばいいか、オペラ鑑賞前後の楽しみ方、ウィーンでの宿泊などをご紹介します。

☆ウィーン国立歌劇場

でかい、というのが第一印象。ウィーン国立歌劇場は荘厳な建物です。まさにオペラの殿堂。Viena国立歌劇場建物

夜間ライトアップされると荘厳さを増します。Vienaオペラ国立歌劇場夜

席の前に字幕が出ます。Vienaオペラ字幕

オペラと言うと高尚で敷居が高そうな印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、その理由のひとつがストーリーがわかりずらいこと。でも、字幕があれば安心です。

ウィーン国立歌劇場では演目によっては日本語もあります。hdr

入ってから席に着くまでに通る、宮殿みたいなホワイエもみどころいっぱいです。高価でないチケットを買って入ってもプチ貴族気分を味わえます。 Viena国立歌劇場ホワイエ

ビュッフェの内装も豪華です。飲み物の値段は一部の高級品を除いてリーズナブルです。Viena国立歌劇場ビュッフェ

暑い時にはテラスに出るのもいいでしょう。Viena国立歌劇場テラス

☆オペラ鑑賞前に近くを散歩する

ウィーン国立歌劇場のまわりの徒歩10分圏内に、ウィーンの観光名所が集まっています。⇒地図

ザッハトルテで有名なホテルザッハーはウィーン国立歌劇場から通り1本先にあります。1Fのカフェには待ち行列ができます。 VienaHotelザッハー

ウィーンのランドマーク、シュテファン大聖堂は入るだけなら無料で、暑い時はここに入るとひんやりします。エレベータ(有料)で塔に登ってウィーンの街を見下ろすこともできます。Vienaシュテファン内部

シュテファン近くのグラーベン通りの「ペスト記念碑」。17世紀に多数の死者が出たペストの終焉を記念して建てられました。 Vienaペスト記念塔

観光客でごったがえす喧騒に疲れたら市立公園を散歩してみるのもいいでしょう。大作曲家たちの像がところどころにあります。 Viena公園

☆オペラ鑑賞の後は

ウィーン国立歌劇場からシュテファン大聖堂までのケルントナー通りがウィーン一番の目抜き通りで、オペラが終わる時刻(10~11時)でも人通りが絶えません。Vienaケルントナー通り

筆者はいつもここを歩いて、シュテファン大聖堂がある広場の屋台でビールを飲んでからホテルに戻ります。Vienaシュテファンとビール

お腹がすいていればソーセージも美味いです。夏場であれば11時を過ぎてもテラスのレストランなどもまだ開いています。

☆オペラのチケットはどこで買う

ウィーン国立歌劇場のWebページでチケットを買えます。マップが表示されて自分で席を選べます。超有名歌手、指揮者が出演する日でなければ直前まで売切れることはまずありません。

オペラ公演の当日に思い立ってチケットを買うこともできます。開演1時間前からウィーン国立歌劇場正面に向かって右側の入り口を入ってすぐ左側に売場があります。

ここに入ろうとすると、チケットを買わないかと勧誘されることがありますが、窓口で買える限りは相手にしないほうがいいでしょう。

当日以降の公演日の前売りチケットの発売所は、ウィーン国立歌劇場を挟んでケルントナー通りと反対側のOperngasse 通りの向こう側の(⇒地図2)建物にあります。

☆オペラ鑑賞の服装は

オペラというと、どんな服装でいこうか悩まれる方がいます。特に女性です。

ウィーン国立歌劇場に来る日本人客はやたらと着飾っている人が多い印象です。男性は上着にネクタイ、女性はいかにも高そうなドレス、着物の人もよく見かけます。

しかし、筆者はそんなに服装を気にしなくていいと思います。1階平土間など値段が高い席ほど、ドレスアップしている人は多いですが、5-6月、9月の暑い時にはノーネクタイで上着もない人も多くいます。上部の安い席では相当ラフな服装の人も見かけます。

Tシャツ、ジーンズ、短パンはさすがに場の雰囲気になじみませんが、派手な色でない襟付きシャツであれば問題ありません。

筆者は上着を着ていきますが、必須ではありません。終わってから帰る時に寒いから着ていくだけです。内陸性気候のウィーンでは昼夜の気温差が日本より大きいです。

☆ウィーンのどこに泊るか

ウィーン国立歌劇場から徒歩10~15分以内に泊ることをお薦めしたいのですが、お値段ちょっと高めになります。

筆者はシュテファン大聖堂から地下鉄で2駅のウィーンミッテ駅近くに泊ります。(⇒地図3) ウィーンミッテ駅は、ウィーンの空港へのアクセス列車が発着しますので、ウィーンに到着してすぐに荷物を置いて観光に出かけられます。

ウィーンは観光都市で、宿泊施設は高級ホテルからドミトリーまで豊富にありますから、ご自分で予約サイトの地図を見ながら、場所と値段の兼ね合いでお選びになるのがいいでしょう。

「オペラ鑑賞に便利なところを探してください」などと旅行会社に丸投げ依頼すると、旅行会社が儲かる不便なホテルをあてがわれてしまうことがあるのでご注意を。

☆おしまいに

音楽の都ウィーンでオペラ鑑賞するのは至福のひとときです。終わってからライトアップされたシュテファンの大伽藍を見ながら飲むビールも格別です。

服装を難しく考える必要はありません。オペラそのものだけでなく、劇場内の雰囲気、豪華な内装、前後の飲食や近場の観光スポットなどひっくるめて楽しめばいいのです。

そのためにこの記事がお役に立てるとうれしいです。

オーストリアのいなかの夏の音楽祭

ヨーロッパのいなかの教会や宮殿で、豪華な内部装飾に囲まれ、おいしいお酒を飲んで、ほろ酔い気分でクラシック音楽を聴く。夏の極楽です。

筆者は2019年7月、オーストリアに出かけました。

夏の間、ヨーロッパ各地で音楽祭が開かれます。音楽の都ウィーン、ザルツブルク音楽祭が有名ですが、超メジャーでお金がかかるところを避けて訪れたのが、オーストリア南部の音楽祭
・ケルンテンの夏
・シュティリアルテ
です。

筆者の旅行記とともに、ヨーロッパのいなかの音楽祭に出かけるコツをご紹介します。

☆ケルンテンの夏

オーストリア南部のケルンテン地方は、南のスロベニア、西のイタリアとの国境の近くにあります。低い山々が連なり、その間に湖が点在する、のどかな景色が広がります。

「ケルンテンの夏(Carinthischer Sommer)」音楽祭は毎年6月下旬から8月下旬にフィーラッハ(Villach)、オシアッハ(Ossiach)とその周辺で開かれる室内楽中心の音楽祭です。(⇒音楽祭HP

フィーラッハはオーストリア南部では大きな街ですが、そこからバスで40分ほどのオシアッハは湖畔の小さな村です。
オシアッハ全景

筆者はオシアッハの修道院でウィーンアカデミー管弦楽団のコンサートを聴きました。チケットは上から2番目のランクで45€(≒¥5,600)と、公的補助が出ずに高額になりがちな音楽祭としては安いほうです。

修道院は壁に囲まれ、壁には見張りの塔もあります。中世には城塞としての役割もあったのでしょう。Ossiach教会と城壁

コンサート前には湖畔をお散歩。歩き疲れたら地元産のビールを飲んで、ベンチに座ってのどかな景色を眺めてのんびり。Ossiach湖畔

ようやく日が沈みかける20:00にコンサートは始まりました。Ossiach湖

修道院の内部は、こんないなかによくぞここまで!と言いたくなるような絢爛豪華な装飾。Ossiach修道院内部

修道院ですからエアコンはなく、観客でいっぱいになるとかなり暑くなります。そのため、上着、ネクタイをしている男性は少なく、もともと軽装の女性ともども格式ばった雰囲気はありませんでした。

コンサートが終わった頃にようやく暗くなり、ひんやりしてきます。Ossiach修道院夜

フィーラッハに戻るバスはこの時間にはないので、オシアッハの村のはずれの個人経営のペンションに泊りました。

村の中のホテルは数軒だけですが、アパートメント、キャンプ場もあり、コンサートが長期滞在のメニューのひとつになっているようです。

「友の会」会員限定に開かれる開演前のパーティをのぞいてみると、話されている言葉はドイツ語が中心で、オーストリア国内の人たちが大部分のようでした。ザルツブルク音楽祭のような、いかにも「お上りさん」風の人はほとんどいませんでした。

☆シュティリアルテ音楽祭

シュティリアルテ(Styriarte)音楽祭はオーストリア第二の都市グラーツ(Graz)を中心に6-7月に開かれる音楽祭です。(⇒音楽祭HP)

この30年くらい、グラーツ出身の巨匠指揮者ニコラウス・アーノンクールが主催してきました。

グラーツの宮殿でのピアノトリオのコンサートはアーノンクールの遺影の前で演奏されました。 アーノンクールの遺影

まず筆者が出かけたのが、グラーツから約30Km離れた郊外のシュタインツ(Steinz)のお城の中の教会でのウィーンコンツェントゥスムジクスのコンサート。アーノンクールが手塩にかけた楽団です。

ネットでチケット(最安席で44€)とともに、音楽祭事務局が用意した往復送迎バスのチケット(13€)も買いました。

お城の脇に広い駐車場があり、客は送迎バスか車での来場でした。

到着するとお城の中庭でワインと軽食のおもてなし。チケット代に込みでした。Steinz城中庭

サウンドオブミュージックに出てきそうな民族衣装を着た人もいました。Steinz民族衣装

シュタインツ城の教会の内装も豪華でした。最後尾の席でしたが、テレビの中継の照明のおかげで装飾が鮮やかに見えました。Steinz教会内部

翌日は、グラーツ市内の18世紀に建てられたバロック様式の宮殿(Palais Attems)広間でのピアノトリオのコンサート。開演前のスパークリングワインと軽食も付いて66€(≒¥8,200)でした。Graz Palais Attems

暑いので宮殿の窓は一部開けられ、外から教会の鐘の音、鳥のさえずりが聞こえる中、ほろ酔い気分でハイドンを聴きました。Palais Attems内部

シュティリアルテ音楽祭の中心になっているグラーツは「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」として世界遺産に登録されている古い歴史を感じさせる街です。Grazの街

そこかしこの様々な建築様式の古い建物を見ながらの街歩きが楽しいところです。

☆いなかの音楽祭に出かけるプランニング

魅力いっぱいのいなかの音楽祭ですが、ウィーンなどの大都市やメジャーなザルツブルク音楽祭に出かけるのとは違った難しさがあります。

まず、チケットは音楽祭のHPで簡単に買えます。

問題は、コンサート会場までの足と宿泊場所です。

グラーツのような地域の中核都市なら宿泊施設は豊富にありますが、小さな村では宿泊施設は少ないので、近郊の比較的大きな街から出かけることになります。

ところが、オーストリアに限らずヨーロッパの大部分では、日本のように全国津々浦々まで公共交通機関が充実しているわけではありません。日に数便しかバスがなかったり、土日は運休といったことがよくあります。

事前の調べが重要になります。各都市の観光案内所のHPから地元の公共交通機関のHPへのリンクが貼られていることが多いです。その際は時刻表の運行日には注意してください。

複数人集まればタクシーをチャーターするのもいいでしょう。

音楽祭事務局が送迎バスを用意してくれる場合は早めにおさえましょう。コンサートのチケットよりも先に完売してしまうこともあります。

☆おしまいに

さて、今回、オーストリアのいなかに出かけて思ったのが、現地の人たちの休暇の豊かな使い方です。

大都市から離れた小さな村あるキャンプ場やアパートメントは長期滞在が前提となっています。家族や仲間と訪れ、昼はボート、登山、ランニングなどのアウトドアスポーツを思い思いに楽しみ、バーベキューなどの食事する施設も整っています。そして夜は宮殿や教会でのコンサート。

なんと豊かな夏の休暇の過ごし方でしょうか。夏休みが分散しているので、日本で毎年決まった時期にニュースになる帰省ラッシュや高速道路の渋滞とは無縁です。

日本もこんな国になってほしいと願うばかりですが、そうならないうちは、ちょっとピーク時期をはずして、ヨーロッパのいなかの夏の音楽祭に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

ヴァッハウ渓谷のドナウ川下り

ヨーロッパを東西に流れる大河ドナウ川で最も美しいと言われているのがオーストリアのヴァッハウ渓谷(Wachau)。2019年7月、ウィーンから日帰りで出かけました。

☆ドナウ川下りの船からヴァッハウ渓谷を眺める

ドナウ川下りの船に乗ると、左右に連なる山並みの麓にブドウ畑が広がります。ドナウ川沿いの小さな村

ドナウ川を見下ろす古城、岸辺にたたずむ小さな街が次々にあらわれます。ドナウ川下りの船から

ドナウ川はオーストリアの交通の大動脈で、観光船や貨物船と頻繁にすれ違います。ドナウ川すれちがう船

観光船の中には本格的な料理が食べられるレストランもありますが、筆者はワインとつまみだけを買って、オープンデッキからヴァッハウ渓谷の景色を楽しみました。

ヴァッハウ渓谷の一番の見どころと言えるデュルンシュタイン(Dürnstein)の街が見えてきました。

Dürnstein船から

☆かわいい街、デュルンシュタイン

デュルンシュタイの象徴と言うべき鐘楼の教会がそびえます。カトリックの教会では珍しい青と白の配色は陶磁器のようです。背後から城塞が街を見下ろします。Dürnstein教会と城塞

船を降りて街へ行くのにトンネルの階段を登ります。おもしろいアクセスです。Dürnsteinトンネルの階段

デュルンシュタインは小さな街で、メインストリートであるハウプト通りは端から端まで5分くらいで歩けるくらいです。左右に古くからの石造りの建物をそのまま利用したカフェやお店が並びます。Dürnsteinハウプト通り

街の端のクレムス門を出たところにワインショップがあり、4.5€(≒550円)で店内のワイン30種類くらいから3杯テイスティングできました。ウィーンではなくここに泊ればたくさん飲めたのにと少々後悔しました。Dürnsteinクレムス門とワインショップ

ワインの他にアプリコットがヴァッハウの名産品とのことで、ジャムや濃縮ジュースなどが売られていました。

デュルンシュタインの周囲は一面のブドウ畑。Wachauブドウ畑

教会のテラスからのドナウ川のながめがみごとです。Dürnstein教会のテラス

教会内部は外の光が入る開放的な造りで、絢爛豪華な装飾が映えます。Dürnstein教会内部

城塞に登る道すがら街を振り返ると、街の建物の屋根は赤茶系が多く、緑の丘、教会の鐘楼の青と白。デュルンシュタインの街は色彩豊かです。

Dürnstein全景

☆世界遺産の修道院がそびえるメルク

ドナウ川下りの出発地となるのがメルク(Melk)。世界遺産の修道院が街を見下ろす丘の上にそびえます。Melk修道院

駅から観光案内所がある川岸まで歩いて約5分、店などが並ぶ街の中心街ハウプト通りを抜けて、坂を登って修道院入口までさらに徒歩5分くらいです。

ハウプト通りの両側にはカフェ、レストラン、ホテル、さまざまなお店が建ち並び、修道院がその上にのしかかるように見えます。Melk修道院

門を入ると広大な中庭。
チケット売り場もこの一角にあります。美術品の並ぶ博物館のような広間、宮殿のような素晴らしい装飾など見どころいっぱいです。修道院内部は撮影禁止のため写真でご紹介できないのが残念です。Melk修道院中庭

修道院のテラスからは、近くを流れるドナウ川とその先の山々。Melk修道院からの眺め

☆ヴァッハウ渓谷へのアクセス

オーストリアの首都ウィーンから電車でメルクまで1時間~1時間10分。途中ザンクトペルテンで1回乗り換えがあります。

ドナウ川下りの観光船はメルクからクレムスまで2社がそれぞれ1日2~3本ずつ運行しています。本数は時期と曜日によって異なり、運行期間は3月下旬から10月にかけてですが、年によって変動しますので、事前にチェックが必要です。同じ区間を走るバスもあります。

ドナウ川下りの船はデュルンシュタインなどいくつかの岸辺の街に止まります。

メルクからクレムスまで船、または、船とバスを組み合わせ、クレムスから電車でウィーンに戻るというのが一般的な日帰りコースです。クレムスからウィーンへは所要1時間~1時間20分で、直通列車もあります。

Wachau地図出典:Google Map

ヴァッハウ渓谷はオーストリア国内の幹線路のすぐ近くに位置しており、ウィーンとメルクやクレムスを結ぶ列車の本数は多く、朝早くから夜遅くまであります。ヴァッハウ渓谷へのアクセスは便利なので、ウィーンから出ている日帰りバスツアーを利用する価値はあまりないように思います。

☆おしまいに

ヴァッハウ渓谷の一帯は「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の名で、ユネスコの世界遺産に登録され、ドナウ川下りは7,8月を中心に多くの観光客を集めます。

オーストリアの首都ウィーンから1時間あまりで行けますので、観光でもビジネスでもウィーンを訪れた際に、1日を割いて日帰り旅はいかがでしょうか。

デュルンシュタインに1泊すれば、観光客のいなくなった夜や早朝の静寂を楽しめ、帰りを気にすることなく地元産のおいしいワインを好きなだけ飲めます。

音楽鑑賞のためにウィーンに滞在している方にもお薦めです。朝8時までにウィーン中央駅を出発すれば、メルクの修道院を見学して、デュルンシュタインまでドナウ川下りを楽しみ、3時間くらいデュルンシュタインの街を歩いてランチして、クレムス経由で夜のオペラやコンサートの開演時間までにウィーンに戻ってこられます。

 

 

 

ワルシャワで何を観る?

ポーランドの首都、ワルシャワ、と聞いて、なにを思い浮かべますか?
ピアノ好きな人はショパンでしょう。 古い世代の人は東西冷戦期の「ワルシャワ条約機構」を思い出されるでしょうか。 最近では、経済成長が著しく東欧の優等生と呼ばれていることか。

☆美しい旧市街!

ワルシャワ歴史地区として世界遺産にも指定されている旧市街。その中心の広場。 ワルシャワ旧市街広場

この広場を含む約1キロ四方の旧市街は、中世の美しい建築が建ち並び、楽しく街歩きできます。建築物として一番の見どころは、この広場から数分南へ行ったところの旧王宮です。

ワルシャワの街は、第二次世界大戦中によって灰燼に帰しましたが、ワルシャワ市民たちは、昔の絵画や町の破壊を予期して人々が描いた スケッチ、写真などをもとにして、レンガのひびに至るまで丹念に修復し、中世の町並みを復活させました。あまりに見事な復元で、造り物という感じが全くしません。

バルバカン門。 旧市街への南の入り口です。観光客を乗せた馬車が行き交います。ワルシャワ門1

このあたりで食べられるポーランド料理、ピエロギ。餃子みたいです。 これに限らずポーランド料理は美味しい。 ワルシャワピエロギ

☆旧市街以外では

訪ねてみてわかったのは、ワルシャワの街全般はかなり殺風景なこと。空港から街に向かうバスの車窓からは、社会主義特有の、機能的でのっぺりしたビルがたくさん見えます。街中に入ってからもです。
街中では最も高い展望台、文化科学宮殿からの眺め。ワルシャワ全景1

これは1950年代にソ連によって建てられ、スターリンの贈り物と呼ばれています。今もワルシャワのランドマークになっており、重々しいながら、風情のかけらも感じられない、周囲を威圧するような外観です。

旧市街は、殺風景な街にぽっかり浮かぶ島のような一角です。

旧市街から南方にバスで十数分行ったところにある、市民の憩いの場所、広大なワジェンキ公園にくじゃくが美しい羽根を広げていました。ワルシャワくじゃく1

ショパンの足跡を巡るとか、コンサート・オペラを聴くのでなければ、ワルシャワ観光は丸1日あれば十分でしょう。

☆ワルシャワへのアクセス

2016年からポーランド航空の直行便ができました。成田を午前中に出発し、夕方にはワルシャワに到着できます。ヨーロッパ主要都市で乗り継いで行くこともできます。最も短時間で行けるのが、ヘルシンキ経由。ヘルシンキからワルシャワへは、朝夕1便ずつあります。

ドイツから列車で行くこともできますが、かなり時間がかかります。

ドイツでアルプスを楽しむ~ミッテンヴァルト

ミッテンヴァルトは南ドイツ、オーストリアとの国境近くの鄙びた街。美しい街並みと雄大なアルプスの峰々を楽しめます。

駅を降りて、後ろを振り返ると、覆いかぶさるように険しい山がそびえています。大自然の神々しさを感じます。Mittewald駅by Pixelteufel

ロープーウェイで一気に山上に登れます。眼下のミッテンヴァルトの街、天気がいいと、はるか遠くに連なるアルプスの峰々の絶景を眺められます。 Mittenwald展望台by Michael Litwa

ドイツのアルペンリゾートで一番人気はガルミッシュ・パルテンキルヒェンですが、敢えてミッテンヴァルトをお薦めしたい理由は、 フレスコ画が描かれた美しい家並みです。
Mittenwald街by Pixelteufel

歩いて一回りするのに30分もかからない小さな街ですが、左右の家々を観ていると、あっと言う間に時間がたってしまいます。Mittenwald教会と山by Jennifer Pack

ガルミッシュ・パルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)が軽井沢のような華やいだ雰囲気があって、観光客で賑わっているのに対して、ミッテンヴァルトは鄙びたアルプスの麓の街。夏のピーク時以外は静かに大自然を楽しめます。

アクセスはミュンヘンから列車で1時間50分。ミュンヘンの騒がしさに飽きたら、1日エクスカーションにいかがでしょうか。オーストリアのインスブルックからは1時間弱、車窓からの絶景が楽しめます。

グロースグロックナー

ヨーロッパアルプスを楽しむ旅。でも、観光客でごったがえす展望台は嫌だ! 人里離れた山奥に来た!気分を味わいたい方にお薦めです。オーストリアの最高峰グロースグロックナーは、雄大なアルプスとともに、氷河を間近に眺めることのできる山岳リゾートです。⇒地図

☆起点となる鄙びた村、ハイリゲンブルート

教会の尖塔とアルプスの山々が見事に溶け合った景色は美しい。ハイリゲンブルートは鄙びた村で、スキーシーズン以外は静かな佇まいを楽しめます。都会の喧騒に疲れた方はぜひここに泊ってほしい。Heiligenbloot

教会を眺められるホテルもあります。ぜひ部屋から教会が見える部屋をリクエストしてください。村を歩くと、山奥気分を満喫できます。と言っても、ド田舎ってわけではなく、生活に必要なものは、谷のほうに降りていったところにあるスーパーで一通りそろいます。

☆ポストバスでグロースグロックナーへ

ハイリゲンブルートからポストバスで約30分でフランツ・ヨーゼフス・ヘーエに着きます。ここからの氷河とグロースグロックナーの眺めは最高です。展望レストランもあります。グロースグロックナー1

バスの本数は少ないので、事前に時刻をお確かめください。車で来ている人が多いようでした。

☆アクセス

オーストリアのメジャーな観光地、ウィーン、ザルツブルクから鉄道でリエンツまで来て、ポストバスでハイリゲンブルートに向かいます。山岳道路の道中の景色に見とれているうちに到着です。グロースグルックナー山岳道路by Sang yun Lee

ウィーン⇔リエンツは6~7時間、途中乗り換えあり、昼間は1時間に1本はあります。
ザルツブルク⇔リエンツは3時間半くらい。途中乗り換えあり、昼間は2時間に1本です。

筆者は試したことがありませんが、スキーリゾートで有名なキッツビューるからリエンツへのポストバスも、絶景の連続を楽しめるとのことです。

 

 

EURO2012観戦記

2012年6月、ポーランド、ウクライナ共同開催のユーロ2012の準々決勝3試合、準決勝1試合を観戦してきました。ユーロは2004、2008についで3大会連続の参戦です。

旅の計画、特にエアラインの選択

日本からポーランド、ウクライナへは直行便がありませんので、ヨーロッパのどこかを経由しなければなりません。

フライト料金は当該路線の需給によって決まりますので、出場国から開催国へのフライトは混み合い、値段は高くなります。そこで出場してない国、かつ、日本からの直行便のある国を経由することにしました。日本から1日2便あるうえに、東欧に最もアクセスの良いフィンエアを選びました。ワルシャワ往復で15万円くらいでした。

ワルシャワ→ドネツクは便数が少なく、予約が取れなかったために、ウィーン経由のオーストリア航空にしました。かなり高価で5万円ちょっとしました。

試合観戦以外の観光

ワルシャワ、キエフ、ドネツクで4試合観戦予定で旅行期間は12日ということで、移動する途中に観光を組み入れました。
・ヘルシンキ、タリン(ヘルシンキから船で1時間半)
・リヴィヴ(ウクライナ西部のカトリック圏の風情ある街)
・クラクフ(ポーランドの古都、京都みたいな街)

旅程

東京→(フライト)→ヘルシンキ→(フライト)→ワルシャワ→(フライト)→ドネツク→(列車)→キエフ→(フライト)→リヴィヴ→(列車)→クラクフ→(列車)→ワルシャワ→(フライト)→ヘルシンキ→(船)→タリン→(船)→ヘルシンキ(フライト)→東京

宿泊予約

宿泊施設が少ないドネツクと、ドイツ人が大勢押しかけそうな準決勝の日のワルシャワの2泊だけを、出発前にUEFAの公式サイトで予約し、その他は当日現地に着いてから探すことにしました。

事前予約では値段が高騰していたからです。通常料金の5倍というウワサもありました。この種の大会の決勝トーナメントでは、宿泊予約のキャンセルは必ず出るもので、当日探せば、通常料金近くで泊れると判断しました。

観戦した試合

6月21日 準々決勝
ポルトガル VS チェコ (ワルシャワ)

チケットなしホテル予約なしで当日朝9時にワルシャワ空港に到着。 まずは、ワルシャワ全景を見渡せるビルの展望台へ。川向こうにスタジアムが見えます。WarsawLandscape

ツーリストインフォで予約してもらったホテルは、中心街からは若干歩くものの、部屋から川の向こうにスタジアムが見えるという絶好のロケーション。試合終了後、赤白にきらめくスタジアムを振り返りながらの徒歩15分は楽しいものでした。☆ひとつながらバス・トイレ付のきれいなシングルルームで219z(¥5,700)

試合開始の約5時間前にスタジアムに行くと、チケットを売っている人が大勢。完全に買い手市場で、複数人から券面を見せてもらってどれを買うかを選べました。

WarsawStadium

メインスタンド2階の放送席のすぐ横、150€の1stカテ。WarsawMatch

試合終了後、ポルトガルが赴くドネツクの準決勝のチケットを売る人もたくさんいました。 試合前の街中でサポーターたちが騒ぐ様子はあまりなく、両国ともに来援人数は少なかったようです。当然、衝突もなし。一度、両国のユニフォームを着た集団どうしが互いの国名を連呼し合ってエールを交わすのに出会いました。

スタンドはポーランド代表のユニフォームを着た人たちもけっこういて、試合途中に「ポルスカ」コールが沸き起こっていました。自国代表が敗退した後もユーロを楽しもうという人たちが多いということです。

6月23日 準々決勝
スペイン VS フランス (ドネツク)

準々決勝を全部観たかったのですが、グダンスク→ドネツクの当日異動のフライトが全く取れずドイツvsギリシャは断念。ウィーン経由のオーストリア航空で試合当日2時にドネツク空港着。

いきなり30℃。暑い! 観光ガイド本は全くなく、グーグルマップで予習はしておいたが、不安だらけ。空港で街の地図をもらってほっとしました。

ターミナルビルはぴかぴかだけど、明日、キエフに移動する航空券を買うために航空会社のカウンターを探しましたがどこにもありません。聞くと、徒歩5分の旧ターミナルとのこと。薄暗い旧ターミナルはけっこう汚い。急普請の馬脚がすぐ見えるのがほほえましい。翌日にキエフに向かう便はすべて満席で空席待ちも受け付けないとのこと。困りました。

市内に向かうバスは無料でした。所要およそ15分ほど。到着後すぐにスタジアムへ。ここも大勢チケットを売る人がいて150€の1stカテ、バックスタンドの前から20列目、フランス側近くを券面額で買いました。ピッチのプレーヤーたちの顔が識別できる距離でした。Donetsk

数日前にUEFAの公式サイトから予約した宿は、スタジアムから街の外に向かって徒歩30分くらいの学生寮。夏休みで学生がいない間、ホテルに転用されていました。バスもトイレもエアコンもないツイン部屋で63€(¥6,300)。観光都市でもなくホテルの部屋がスタジアムのキャパに比べて圧倒的に不足しているのだから仕方ない。

試合前に街をぐるっと歩きました。緑が多くて広々とした街でした。バスやタクシーの運ちゃん、店の店員、駅員など英語がほとんど通じず、表示のほとんどがキリル文字でアルファベット併記のないところが多くて困りました。

この組み合わせでスタンドに空席があるのは驚きでした。アナウンスでは観客は47000人と、きりのいい数字。実際はもっと少なかったんでしょう。この街はアクセスが不便だから自国から応援に来にくい。ウクライナの人たちはポーランドと違って、自国代表チーム以外にはあまり興味がないみたいでした。DontskStand

深夜近い試合終了後は幹線道路まで歩き、そこからは時刻表にないバスが運行されていて、すし詰め状態ながら乗ることができました。

6月23日準々決勝
イングランド VS イタリア (キエフ)

この日もチケットなし、ホテル予約なし。そもそも、現地到着まで、この日のドネツクからキエフへの移動手段すら確保してませんでした。フライトは満席、ふつうの列車では所要12時間かかる距離。

前日、ドネツク駅の窓口で、朝1便だけある高速列車(所要約7時間)も満席。立ち席でも、と食い下がったが断られて困っていたところ、余り券を売ってくれる人があらわれ450グリブナ(¥4,500)で買いました。上乗せを取られていたかもしれないが、これしかないのだから仕方ありません。

朝6時半初の、ウクライナ国鉄自慢のHUNDAI製高速列車は快適。Train

わが新幹線やドイツ、イタリア、フランスの高速列車と遜色ない。現地の人たちは高速列車をHUNDAIと呼んでいました。

キエフ到着後、ツーリストインフォで紹介してもらったホテルは、街の中心の広場(UEFAのファンゾーンになっていました)を見下ろす高層ビル、13階で街中を眺められる部屋が 2690グリブナ(¥27,000) 試合の翌日も連泊しましたが、料金はノーマルになり¥11,000。これくらいなら、大会前に聞いていたぼったくり価格とは言えません。部屋からの眺めは最高でした。

Kiev2

試合開始の約2時間前にスタジアムに行くと、やはり、ここも完全買い手市場。数人から選んで、コーナーフラグ上の2階最前列の2ndカテ、80€。陸上トラックがある分、若干ピッチが遠くに感じられます。この日も空席多し。

KievSta

特にイタリア側。ウクライナではポーランドと違って、自国のユニ着て来場する人が少ない。自国敗退後の熱の残り具合がかなり違います。イングランド側は空席はほとんど見当たりませんでしたが、サポーターたちが街中で騒ぐ、いつものイングランド戦当日の風景はほとんど見られませんでした。

このスタジアムは街中にあって、アクセスがすごく便利。帰りもホテルまでファンゾーンを通って徒歩20分くらいで帰れました。

キエフ大通り2

6月27日 準決勝
ドイツ VS イタリア (ワルシャワ)

前日泊ったクラクフから昼過ぎ列車で移動。この日はホテル予約済み。試合まで市内の歴史地区を歩きました。

この日は満員。出だしは両チームとも好パフォーマンスでしたが、バロテッリの2ゴールの後、ドイツがしゅんとなってしまいました。イタリアはピルロの存在感が抜群。ピルロがタクトを振っているというのがスタンドで観ているとよくわかります。Warsaw Match2

総括

①この2国で大会を共催するというのは無理がありました。距離的に離れているうえに、開催都市間の交通の便が悪い。フライトは席数が少なく、値段が高騰しました。列車、バスは時間がかかりすぎです。

②試合当日の観客誘導、スタジアム周辺の交通、スタジアム内の警備などの現場マネジメントは問題なしでした。さすがは元国民総監視国家。

③試合する国からウクライナまで応援に出かける人が少なかったようです。特に東部のドネツク。交通が不便ですからね。開催決定時の親西欧政権から親ロシア政権に代わって、イギリス、フランスの観に行くな!というネガティヴキャンペーンが効いたようです。

④両国ともGリーグで自国代表チームは敗退しましたが、その後の大会の盛り上がり方が異なりました。ウクライナ人は自国代表以外にはあまり興味がなかったみたいなのに対して、ポーランド人たちは自国以外の試合を楽しもうという様子がありありでした。2002年の日韓の違いと同じですね。

 

 

 

ドイツでサッカーCL観戦

2014年9月、ドイツでサッカーチャンピオンズリーグを観戦しました。
ドルトムントで、ドルトムント VS アーセナル
ミュンヘンで、バイエルン VS マンチェスターシティ
という2日続けての好カードでした。

チケットは当日、現地で買うつもりで、ホテルの予約だけして出かけました。

ドルトムントでの試合当日の昼過ぎに、デュッセルドルフ空港に着きました。宿泊先のボーフムに向かう列車の中で黄色ユニ着た人たちから、チケットが完売していることを知りました。

ホテルに荷物を置いて、ドルトムントに到着したのが夕方5時半。試合開始の約3時間前です。市内のオフィシャルショップに残券がないか確認に行きましたが、やはり無し。
スタジアムに着くと、既に黄色ユニのファンたちで盛り上がっていました。ビールやソーセージの屋台が出ている。ヨーロッパのスタジアムでのいつもの風景です。赤色の人たちとの騒ぎの気配は全くありません。ドルトムントスタジアムのまわり

「チケット求む」を掲げていると、たくさんの人が寄ってきました。値段は券面の5割増しから2倍くらいで売られている。席の位置と値段を勘案して、キックオフ約1時間前に45€を70€で買いました。バックスタンドの端のほうの前から12列目。おそらく2ndカテゴリー。キックオフが近づけばもっと安く買えたでしょうが、早く入りたかったので妥協しました。ドルトムントスアジアム2

観客は圧倒的に男性が多い。そして、カメラで撮影している人がほとんどいない。つまりは、日常ここで観戦しているファンがほとんどということです。

場内の売店で水を買おうとしましたが、現金ではダメ。プリペードカードを買って3000円くらいチャージしないと買えないというシステムは旅行者には厳しい。

試合前の「You’ll never walk alone」の8万人の大合唱がすごい!

試合はアーセナルのパフォーマンスが予想以上に悪かったのが残念。ドルト勝利で黄色い皆さん大盛り上がり。ドルトムントスタジアム3

試合後、地下鉄で戻りました。本数が多く、激混みというほどではなかった。

ドルトムントへのアクセスはデュッセルドルフから列車で約50分、
フランクフルトからは高速鉄道ICEで2時間40分~3時間40分。乗り換え時間によって所要時間が異なります。

中央駅からスタジアムまでは地下鉄で15分くらい。さらに歩いて5分。

ナイトゲームなので、ドルトムント市内のホテルがタイトになっていることを予想して、列車で10分ちょっとの隣町ボーフムの駅前のビジネスホテルに通常料金で泊まりました。ドイツでは公共交通機関が夜遅くまで動いているので、こういうことができるのです。

翌日は、昼頃にデュッセルドルフからミュンヘンに飛びました。チケット完売は昨日と同じ状況です。キックオフ2時間前にスタジアムに着きました。

奇抜な外観のスタジアムです。ミュンヘンスタジアム昼

暗くなるとこうなります。ミュンヘンスタジアム夜

駅からスタジアムに向かう路上ではチケット売っている人がたくさん。昨日以上に買い手市場でした。90€チケットを100€で買いました。バックスタンドほぼ中央の20列目。1stカテゴリーでした。

オフィシャルショップに入るのに行列ができてました。バイエルンミュンヘンのグッズ売上が総収入に占める割合が高いのも納得です。

席について後ろを振り返ると、マンCのユースチームの人たち。
Pヴィエラがいた!Viera

CLの試合前のアンセムを聞くと、いつも胸が高鳴ります。12年前初めて聞いた時は鳥肌が立ちました。ミュンヘンスタジアム中

昨日より試合の質は良かった。マンCは敗れましたが、パフォーマンスは悪くない。

ミュンヘンの中心マリエンプラッツからスタジアムへは地下鉄で約20分、さらに歩いて15分くらいです。

ミュンヘンで泊る時は、ホテルがたくさん集まっている中央駅近くにします。オクトーバーフェストが近いせいか、通常料金より若干高いくらいでした。

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