カジノで有名なマカオ。でもマカオの魅力はカジノだけじゃないんです。
☆ポルトガル情緒が残るマカオ
ヨーロッパの西のはずれに位置するポルトガルは、 独特のひなびた雰囲気がある国で、観るものも多く、 一度は訪れたいですが、なにせ遠い! 乗継がうまくいっても、最短で16時間かかります。
そこで日本から5時間くらいで行けるマカオです。
マカオは、16世紀中頃に中国南部の広東省から突き出たマカオ半島に定住したポルトガル人が育んだ街です。 4世紀半の植民地時代を経て、1999年に中国に返還された今も、 ポルトガル風の街並み、建築物が残ります。
南国っぽい古い街並みの向こうにそびえるカジノ。 今のマカオを象徴する風景です。
17世紀初めに築かれた丘の上の要塞「モンテの砦」ではマカオの街を一望できます。
中国初のオペラハウス。ドン・ペドロ5世劇場。夜はライトアップされます。
簡素な造りですが、少人数でじっくりオペラや演劇が楽しめそうです。
マカオにやってきたポルトガル人たちが最初に定住したのは、このリラウ広場のあたりです。
メジャーな観光スポットやカジノから離れているため、静かで、地元の人たちの憩いの場になっています。
カテドラルは、16世紀に日本にもやってきたポルトガル人宣教師たちの活動拠点でした。
このまわりの広場の石畳の色合いがいかにもポルトガルです。
マカオの象徴、聖ポール天守堂跡はマカオで最も観光客が集まる場所です。
☆マカオの歩き方
ポルトガル情緒が楽しめる場所は、街の中心セドナ広場から徒歩圏に集中しています。このあたりにホテルを取って、地図を片手にそぞろ歩きが楽しいです。このようなわかりやすい案内が街中に置かれています。
☆マカオの全景を見渡すスポット3か所
①モンテの砦(前述)
メジャーな観光スポットの近くにあるので混み合いますが、 エスカレーターもあるので登りやすいのがいい。 砦の下には博物館があります。
②ペンニャの丘
観光ルートからはずれているので、すいている。穴場スポット! 開放感があって気持ちいい。
③マカオタワー
☆マカオへのアクセス
約70km離れた香港からのフェリーが便利です。
香港へは日本各地から直行便がたくさんあります。
香港でのフェリー乗り場は、香港島側の地下鉄上環(Sheung Wan)駅から海方向に5分ほど歩いたところです。フェリーは定員制なので、混雑時は数時間先まで空きがないこともあります。
他に九龍半島の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にもターミナルがあります。 香港空港からマカオ行のフェリーに乗ることもできます。
香港もマカオも中国の特別行政区なのですが、別の国あつかいで、フェリーの乗船時、降りてからターミナル外に出る時には、入国出国審査があり、長蛇の列に並ぶこともあります。チケットを買った後は、時間に余裕をもってゲートに行きましょう。
フェリーの多くはマカオ半島側のフェリーターミナルに着きます。街の中心へは路線バスかホテルが出しているシャトルバスになります。旧市街の中心セドナ広場までは所要15分くらいです。
数は少ないですが、日本からマカオへの直行便もあります。
みなさん、良い旅を!