ヨーロッパには日本ではまだ知られていないリゾート地がたくさんあります。日本では知られてなくとも、ヨーロッパでは既にメジャーになっているところもありますが、モンテネグロのブドヴァはヨーロッパの辺境に位置し、交通の便のわるさもあって、ヨーロッパでもそれほど有名ではない。それだけに古い時代の鄙びた雰囲気を残しています。
のどかな海岸にはレストランが建ち並び、観光客で賑わっていますが、ワイキキ、ニース、リオのコパカバーナといった有名海岸のような派手さはありません。リゾートホテルやマンションの高層建物が海辺ではなく内陸に入ったところにあって目立たないのがいい。
旧市街の建築物の大半は、中世の約400年間ここを支配したヴェネツィア共和国時代のもの。狭い路地には風情があります。
旧ユーゴスラヴィアが分裂してできた国のひとつモンテネグロは、EUに入ってないのに通貨を€にするなど、西欧に近づきたく仕方ない。ほぼ完ぺきに英語が通じるなど、海外観光客の誘致にやっきになっているのがわかります。
アクセスは首都ポドゴリツィアからバス、または、クロアチアのドブロヴニクからバスです。このあたりは、夏のバカンス時期には渋滞がひどくなり、時刻表通りには運行されないのでご注意を。
バスターミナルから海岸に出るまで徒歩10~15分、旧市街まではさらに徒歩10分くらいです。