サッカー・ワールドカップ・ブラジル大会観戦に行ってきました。 地球の裏側だけあって、片道27時間。11泊15日。
3試合のチケットを事前にネットで購入して出かけました。
早朝、日本代表の敗退を見た日の昼過ぎ、羽田発、フランクフルト経由でリオデジャネイロ(⇒詳しくはこちらへ)に着いたのが翌日朝5時。時差は12時間。
初日はリオを観光し、翌日、ブラジルvsチリ戦の行われるベロオリゾンチに飛びました。 試合の行われるミネイロンは、ベロオリゾンチ中心街から臨時シャトルバスで約40分のきれいな住宅街。人造湖畔を歩いてスタジアムに向かいました。
スタジアムに近づくにつれ、すごい厳戒態勢でした。 それでもカナリア色のユニフォームを着た人たちは大盛り上がり。
今日の相手はアルゼンチンではないのですが、ブラジルのサッカーファンたちにとっての宿敵はやはりこの隣国。
スタジアムはほぼ黄色一色。耳が痛くなるくらいの歓声。ぼくの席の近くにチリのユニフォームを着た人が2人いましたが、試合中も声をあげることなくおとなしく座っていました。
パフォーマンスはチリのほうが勝っていたように思います。延長終了間際にバーをたたいたシュートが入っていたら、この後のドイツ戦惨敗はなかっわけです。
試合終了後、人混みに巻き込まれないよう、すばやくスタジアムを後にしました。ブラジル勝利でブラジル人たちのお祭りは続いていて、スタジアムからなかなか出ようとしなかったので、スムーズにシャトルバスの乗れました。
1日おいて首都ブラジリアでフランスvsナイジェリア戦。 ブラジリアは、世界に2つとない、人工の街です。(⇒詳しくはこちらへ)
ナイジェリア人たちが独特のアフリカンリズムで金物を鳴らしながらやってきました。 こういうのが間近に見られるからワールドカップはおもしろい。
元日本代表K氏がテレビ中継でスタジアムを背景にしゃべっているのを発見。話している内容はしっかりホワイトボードに書かれていました。
この巨大なスタジアム、大会が終わるとほとんど無用の長物となります。ブラジリアには下部リーグのチームしかないのです。
試合内容はまずまず。でも、フランスのメンバー、アクの強いのがいなくなり、おとなしい感じがしました。ナイジェリアも昔の並外れた身体能力を武器にというわけでなく、きっちりまとまったチームという印象でした。
試合後、サンパウロに飛んで、翌日、アルゼンチンvsスイスのチケットを買おうとしましたが失敗。チケット発券所、スタジアムの近くと、場所を移してチケットを探しましたが、券面の5倍以上で取引されていて手が出ませんでした。これまで海外のあちこちで30回くらいチケット現地調達でサッカー観戦していますが、失敗したのは初めてです。
イグアスの滝を観光した後、準々決勝オランダvsコスタリカの行われるサルバドールへ。 ブラジルに到着してから航空券を買いましたが、直前になるほどに値段が暴騰して、イグアス→サルバドール→リオで10万円を越えました。
植民地時代の雰囲気が残るサルバドールは街歩きが楽しい。(⇒詳しくはこちらへ)
試合当日は朝方雨が降って、その後晴れてきたので、かなり蒸し暑かったです。日本の梅雨時のような気候。それでもオランダ人たちは街の中心の広場でビール片手に盛り上がる。 オランダの試合の日は街中がオレンジであふれます。ワールドカップ気分満点です。
ぴかぴかのスタジアムに到着。道路を挟んで反対側にファベイラ(貧民街)。これもブラジルという国の現実なのでしょう。
試合は蒸し暑いコンディション、両チームのディフェンス重視の戦術もあって試合内容は低調。特に前半は互いに後ろのほうでボールをまわしてばかりで、ほとんど攻めず。おもしろかったのはオランダが2トップにした延長後半。楽しみにしていたファンペル、ロッベンは不発。残念。手に汗にぎる15分のオランダの攻撃をコスタリカが守り切りました。
あまりになかみの濃い11泊15日のブラジル旅でした。